『ワンピース』最終章で登場した数々の伏線の中でも、とりわけ注目を集めているのが「ステューシー」の正体です。ホールケーキアイランド編ではCP0の一員として登場した彼女が、エッグヘッド編では実は“ミス・バッキン”のクローンであることが判明。そこから浮かび上がるのが、ロックス海賊団との深い関係性です。
この記事では、「ステューシー」と「ロックス海賊団」の関係を中心に、彼女の過去や背景、世界政府の陰謀にまで迫る徹底考察をお届けします。
ステューシーとは?基本プロフィールを整理
年 | 出来事 |
---|---|
不明 | MADSによってクローンとして誕生(バッキンの血統因子使用) |
約40年前 | 元となったミス・バッキンがロックス海賊団の一員として活動 |
現在 | CP0の諜報員としてホールケーキアイランド編で登場 |
エッグヘッド編 | ベガパンク側に寝返り、吸血能力を使用して味方をサポート |
初登場はホールケーキアイランド編。世界貴族の関係者である「闇の世界の女王」として表舞台に登場しましたが、実はCP0(サイファーポール“イージス”ゼロ)のエージェントであることが明かされ、読者を驚かせました。
さらに、エッグヘッド編ではステューシーの驚きの正体が判明します。
- 本名:ステューシー
- 正体:ミス・バッキン(バッキンガム・ステューシー)のクローン
- 出身:MADS(マッズ)という科学者集団
- 能力:吸血のような謎の能力(悪魔の実?改造人間?)
彼女はベガパンクが関与していたクローン計画の第1号とされており、その存在自体が「過去の巨大な闇」を背負っているのです。
ロックス海賊団とは?簡単なおさらい
キャラクター | 関係性・役割 |
---|---|
ロックス・D・ジーベック | 船長(ロックス海賊団の頂点) |
白ひげ(エドワード・ニューゲート) | 幹部クラス(後に四皇) |
カイドウ | 幹部クラス(後に百獣のカイドウ) |
ビッグ・マム(シャーロット・リンリン) | 幹部クラス(後に四皇) |
金獅子のシキ | 幹部クラス(映画『STRONG WORLD』にも登場) |
キャプテン・ジョン | 船員(遺産が話題に) |
ミス・バッキン(バッキンガム・ステューシー) | 女性船員(後にクローン“ステューシー”の元) |
ロックス海賊団は、かつて“最強”と恐れられた伝説の海賊団。
- 船長:ロックス・D・ジーベック
- メンバー:白ひげ(エドワード・ニューゲート)、カイドウ、ビッグ・マム、シキ、キャプテン・ジョンなど
- 活動時期:約40年前
- 拠点:海賊島ハチノス
- 壊滅:ゴッドバレー事件(ガープとロジャーが共闘)
“力の集団”でありながら、まとまりはなく、野望と支配欲で結びついた集団でした。
ミス・バッキン=元ロックス海賊団の可能性
ステューシーの「オリジナル」であるミス・バッキン(バッキンガム・ステューシー)は、自称“白ひげの愛人”であり、エドワード・ウィーブルの母親を名乗っています。
注目すべきは、彼女が「かつてロックス海賊団に所属していた」とセンゴクの口から語られた点です。
つまり、以下のような構図が見えてきます。
- ロックス海賊団 → ミス・バッキン(女性メンバー)
- ミス・バッキン → ステューシーの元
- ステューシー → 世界政府の諜報員に(CP0)
ステューシーは、ロックスの「遺伝子」と「思想」の双方を受け継ぎながら、世界政府によって管理される存在になった可能性があるのです。
クローンとしてのステューシーの意義とは?
ベガパンクが関与していた「MADS」は、かつて“人類の未来を変える科学”を追求していた研究機関。その中でステューシーは、クローン技術の第1号として誕生しています。
また、作中ではジェルマ66の「クローン兵」や、ベガパンクによる「セラフィム」など、“人を模した存在”が次々と登場しています。
ステューシーはその中でも、最も古く、そして最も“自由意志”を持った存在とされており、ただの兵器とは違うポジションにいます。
- 吸血能力(本当に悪魔の実か?)
- 高い知性と判断力
- 世界政府への忠誠ではなく、独自の判断を見せる
このことから、彼女は「世界政府の手に余る存在」になりつつあるとも考えられます。
ロックス海賊団の遺産=“血統因子”の継承?
ベガパンクが研究している「血統因子」は、遺伝子の設計図とも言える重要な要素です。
ロックス海賊団には、カイドウやビッグ・マムのような“人間を超えた存在”が多数所属しており、彼らの血統因子がクローン研究に使われていた可能性もあります。
特にステューシーは、バッキンという「ロックスの血縁」を模倣された存在であることから、ロックスの意志や力の一部を継承した存在とみなすこともできます。
これは、黒ひげやイム様、五老星といった「世界の支配者層」がもっとも恐れる“旧時代の復活”を意味しているのではないでしょうか。
最終章でステューシーはどう動くのか?
現在、エッグヘッド編ではステューシーはベガパンク側について行動しています。
しかし彼女は、明確に“世界政府”や“天竜人”に忠誠を誓っているわけではありません。
- 自らの意思で裏切った
- ヨークやセラフィムとも対立する立場にいる
- ロックスの記憶や意志が潜在的に残っている可能性も?
最終章では、ステューシーが「ロックスの再来」のきっかけを作るキャラになる可能性すらあります。
まとめ:ステューシーはロックスの“遺志”を秘めた存在か?
- ステューシーは、バッキンのクローン=ロックス海賊団と繋がる存在
- 世界政府に仕えるふりをしながら、独自の判断で動く“影のキーパーソン”
- 最終章において、ロックスに関する“真相”が明かされる可能性が高い
『ワンピース』は“受け継がれる意志”をテーマに描かれています。ロジャー、白ひげ、Dの一族…その中に新たに「ロックス→ステューシー」の系譜が加わるかもしれません。
最終章を読み進める上で、ステューシーから目を離さないでください。
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